小川未玲戯曲ライブラリー
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1993年
深く眠ろう、死の手前ぐらいまで
初めて舞台になった作品。芝居のことなどなんにも知らないまま好き勝手に書いています。
そんな無法者の戯曲をとりあげてくれた熊倉一雄さんに心からの感謝を。
セリフの中の「タバコ一箱220円」という部分に、時の流れを感じます。
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1998年
お勝手の姫
「家事」というものの終わりのなさに呆然としていた時期に執筆。
七ツ森教授の蘊蓄用に哲学の本をたくさん読みました。その中で、古代ギリシャ哲学者パルメニデスの「あるものはあり、ないものはない」という当たり前過ぎる言葉になぜか感動(使わなかったけど)。ついでに「鷹狩り」についてもいろいろ調べたので、鷹匠のストイックな暮しぶりにも詳しくなりました(使わなかったけど)。
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2000年
やっかいな楽園
男性8人女性8人による四話のオムニバス。
第一話が男女16人(全員老人)、第二話が男性のみ8人、第三話が女性のみ8人、第四話が再び男女16人(全員赤ん坊)で演じられるという構成。
大勢の登場人物にそれらしい名前を考えるのが面倒かつ面白かった。これだけの大人数を一度に動かすのは初めてのことでかなり混乱したものの、ドタバタと愉快な物語になりました。
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2003年
ちゃんとした道
「人はなぜ話すのか」という大きなテーマに取り組んだ…つもり。あくの強い人物たちがそれぞれの物語を語ります。
もうひとつ書くきっかけとなったのは「500円玉貯金してる人って、なんだかみんな真剣……」と感じたこと。
全員でアイスを食べたり踊ったりするシーンがあり、無責任にも「役者さんというのは大変だなあ」としみじみ思う。
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2003年
涙で頬が傷だらけ
「毎年暮れに上演できるようなミュージカルを!」という掛け声のもとに、「お歳暮みゅーじかる」と称して作った歌入り芝居。
けなげな犬たちと小さな町の人々が、歌って踊って輪をつなぎ、新しい年を迎えます。
古今東西の名曲にへなちょこな歌詞をつけていくのが快感でした。
素敵なオリジナル曲もたくさん書き下ろしてもらい、カラオケ入りのCDも作成。「作詞家デビューだ!」と一人心の中で悦に入る。
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2004年
もやしの唄
もやし屋を営んでいた父の実家をモデルにした、個人的に思い入れの深い作品。
読み返すと、今はもうないあの作業小屋のひんやりした空気と匂いが蘇えるようです。
当時の話を取材した際、一日も休まず6時間おきにもやしの水やりをしていた伯父(父の兄)がもっとも熱く語ったのは、想像以上の重労働に対する愚痴などではなく、「もやしのかわいさについて」だったことが、驚きとともに強く印象に残っています。
まだ時間がゆっくりと流れていた昭和40年。日常のあらゆることになにかと手間をかけながら、静かな日々を生きるささやかな家族の物語。
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2004年
ジュリエットたち
言わずと知れた『ロミオとジュリエット』をモチーフにした、女性たちをめぐる人間ドラマ。
シェイクスピアの美しいセリフをふんだんに引用しました。
<いとしい、暗い夜、私のロミオをおよこし、ロミオが死んだら返してあげよう、細かく刻んであの夜空の星にするがいい、そうすれば、夜空は一段と美しくなり、誰も彼も夜を愛して、ぎらつく太陽など拝まぬようになろう>(福田恒存訳)。こんなすごい恋のセリフが書けるかしらと挑んだ結果、片思いを続ける女の子に「……あたし、面食いなんです……。」と言わせています。
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2007年
忘れられランド
テーマや人物などの中身よりも先にタイトルを決定。言いにくいところがいいかと思って。
「で、忘れられた場所はどこにしようかな」と田んぼを舞台に選びました。 しかしコメ作りのことなどなにも知らない自分が農業問題を簡単には扱えない。それなら誰も知らない不思議な世界にしてしまえ!ということで、カカシにご登場願いました。
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2008年
月夜のおるがん
ももひきのゴーシュと風邪ひきの又三郎が、音楽仲間のクラムボンを探し歩く道中で、不思議な人や人じゃないものたちに次々と出会っては巻き込まれたり巻き込んだり。
宮沢賢治の童話からさまざまな人物やストーリーを拝借して再築……というよりも、ごった煮にして自分なりの味付けを加えた歌入り劇。
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2009年
キニサクハナノナ
戯曲雑誌からの依頼で短編に初挑戦。
誰もがいつか通るこの道に「こんな仕掛けがあったらいいな」というのが最初の思いつき。 私なりの<死ぬのがこわくなくなる薬>です。
姪っ子の受験日に寝坊し、実際こう言って夫にかばってもらったなど、90歳で亡くなった祖母・若子のエピソードが満載。
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2010年
庭にはニワトリ二羽にワニ
  「歌劇に挑戦しよう! オペラだ!」「ギリシャ悲劇のように骨太な物語で!」
「…やっぱり喜劇っぽさは外せないからオペレッタか」「…あれ? なんかいつものへなちょこな話だな…」
このような経緯から、控えめに「おぺらった」と銘打った短編です。人間は一人しか出てきません。
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2011年
ぼんぼりワルツ
劇団研修生卒業公演のために書き下ろした作品。
若い俳優の卵たちに少し古い時代の日本語も味わってもらおうと、三つの時代の三月三日を行ったり来たりさせました。
八百屋のご主人に「政春」という名前をちゃんとつけたのに、劇中では「八百政!」「あんた!」としか呼ばせられなかったことが悔やまれます。
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2012年
ラジオドラマを舞台でリーディングする「オーディオドラマライブ」のために書き下ろした短編三本。
12月の公演にふさわしい題材をそれぞれにあしらいつつも、なるべく毛色の違った三作になるよう心がけました。
「大つごもり箱物語」
タイトル通りの「大晦日に語られる箱のお話」。
子どもの頃からずっと謎だと思っていた「あの箱」に、こんな末路をたどらせた自分にちょっとびっくり。
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「はるまでねむるうる」
「声だけのドラマ」ということで、すべての登場(人)物を人間以外の生きものに。
哺乳類ですらない彼女たちの気持ちをあれこれ想像するのが奇妙に楽しかったです。
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「クリバヤシ・キャロル」
不朽の名作「クリスマス・キャロル」とは似ても似つかないコメディドラマ。
「クリスマスにはこのように不思議なことが起こるかもよ?」というところだけが唯一の共通点。
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